9/18 火
開陽台での星空撮影が楽しくて、さらにこの日記に時間がかかり、結局一睡も出来なかった。
おかげで朝焼けが見れた。これは朝4時半頃。
朝5時20分頃に開陽台駐車場から日の出を見ることができた。
セイコーマートが6時~24時が多いので開陽台は6時過ぎに出発した。
最寄のセイコーマートまで10キロくらいだったと思う。
サンドイッチとおにぎりを買う。
開陽台付近のミルクロード。アップダウンのある直線道路がいい感じだ。
一睡もしていない状態での登山は、初日の羅臼岳のときと同じなので、登り始めてみないと行けるかどうかはわからないが、体調は悪くなかった。
中標津に長崎屋があったので思わず撮ってしまった。長崎屋ってまだあったのか。
ガソリンは羅臼で給油して150キロくらい走ったから、開陽台から雌阿寒岳まで180キロとして、そこから100キロ圏内で給油すれば良い。
雌阿寒岳へは阿寒湖温泉を経由してオンネトーの手前にある雌阿寒岳温泉登山口から登る。野中温泉という温泉宿がある。
大きな駐車場とトイレもある。
登山口で登山届に記入して8時50分登山開始。
野中温泉の方だろうか、犬と一緒にキノコを採っている方がいた。
始めはなだらかな木の根っこ道が続く。木の根っこから石に変わってハイマツ帯になり、最後は火山特有のガレ場になる。
上の方は羅臼岳に似ていると思ったが、手を使うような場所はほとんどないノーマルな登山だ。ハイマツ帯以外は富士山に似ているかもしれない。
往復4時間程度ということもあってナメていたせいもあるが、7/15の富士山以来の2か月ぶりの登山ということもあり、なかなかペースは上がらなかった。
寒かったのもあり、汗をかかないよう富士山のご来光のときと同様、ゆっくりと進んだ。
ネットで調べたところ、雌阿寒岳は熊が出ないらしいが、せっかく買った熊スプレーは持っていった。熊鈴はザックに付けていたが、消音させていた。
進むペースはコースタイムより1割プラス程度でのんびりと登った。
途中開けた場所が何か所もあり、振り返るとオンネトーが見えた。鹿や熊には遭遇しなかったが、リスとは3回遭遇し、カメラにおさめることができた。
300mの1合目ごとに標識があり、わかりやすく、リボンやペンキもいたるところにあり、迷うことはまずない。
5合目あたりから体をもっていかれそうになるくらい強い風が吹いていた。
山頂だと思っていたところが9合目であり、9合目から噴火口か硫黄が吹き出している大きな迫力がある火口が見えたが、そこからが風との闘いだった。
山頂はそこそこ平らで阿寒湖が一望でき、さらにどこの山かわからないが、地平線まで山々が見えた。
私の他に4人ほどいたが、寒いし風が強いしで、ザックを下ろして中の荷物を出すとすぐ風に持っていかれそうに思ったので、山頂で食べようとおにぎりとサンドイッチをせっかく持って行ったのだが、5分程度で早々に切り上げて下山を開始した。
登りで2時間半かかっていたが、下山なら2時間くらいでいけると思っていたが、両足の親指の腹が痛くなってきて思うようにスピードが出なかった。
結局、8時50分から13時半まで5時間近くかかってしまった。
今夜はおこっぺの列車に泊まる予定だが、おこっぺまで230キロ。飛ばしても4時間はかかりそうだ。ガソリンも入れなければならない。
帰り仕度をしているとうれしいハプニング。
落としたと思っていたカメラのオートレンズキャップがサブザックの中で見つかった。
おこっぺで直そう。
硫黄の匂いが漂う良質の温泉を目の前にしながらすぐに雌阿寒岳温泉を出発した。
時間があれば、ほじゃが工場に寄って徳用袋をまた買いたい。
まず給油しなければとヤフーカーナビで調べると最短のスタンドまで60kmと出た。マジか。来るときに阿寒湖のところにスタンドがあったはずだが、と思ったが、営業していないのだろうか。行ってみて休みだった時のダメージが大きいので、ナビに表示されたスタンドまで行くことにした。場所は忘れてしまったが、北の方角だったのでおこっぺと同じ方角だと思いスタンドを目指した。
途中、23kmの足寄(あしょろ)というところにホクレンの寂れたスタンドがあったので給油した。明細欲しいか?と言われたのも初めてだが、手書きの領収書見たいな明細をもらったのも初めてだ。まぁ、60kmを覚悟していたので23kmなら上出来だ。
給油後、ナビで見ると進めではなく戻れとある。慣れない土地は方向感覚がわからないので、ここはナビを信じて仕方なく23キロの道のりを戻り、おこっぺへ向かった。途中、周りは晴れているのに自分のところだけ厚い雲の下に入り雨が降ることがあったが、北海道ではよくあることでカッパを着ることはなかった。
昨年泊まった道の駅相生(あいおい)を通り過ぎた。ここは昨年も通ったということか。まったく覚えていなかった。相生は列車の無料宿泊施設という点ではおこっぺと同じだが、洗濯はできなかったと思うし、風呂は阿寒湖温泉まで20キロを走らなければならない。
さらに進むと計呂地というところを通った。計呂地には有料の列車ライダーハウスがあったと思うが、洗濯と風呂の両方があるおこっぺにはかなうまいと寄らずに通り過ぎた。
17時45分おこっぺ到着。道の駅で手続きを済ませ列車へ。
コンセントがあるのが4か所で先着4名まではコンセント付き。
私が4番目でギリギリコンセントをゲットできたが、後で来た人は充電なしとなった。
7人くらいいただろうか。相生もそうだが、道の駅にある無料宿泊施設には車で来る人もいる。今回のおこっぺもバイクは3台しかなかった。
おこっぺは昨年ウロウロしたので結構地理にも詳しくなり、お店の場所も覚えていた。
ただ、銭湯だとボディソープやシャンプーを自前で用意しなければならない。
洗濯機も無料だが、洗剤はなかったので近くのホームセンターでシャンプー、ボディソープ、洗濯洗剤を購入した。
そういえば、昨年もここの銭湯に入るために、セイコーマートかホームセンターで買った気がする。ニコットという生鮮食品も売ってるホームセンターが北海道には多い。
とりあえずニコットがあれば何でもそろう。
あと、セイコーマートはコンビニなのに少し安いのにも驚いた。おにぎりとかお茶なんかを買うならセブンイレブンやローソンよりも絶対セイコーマートの方が良い。
ファミリーマートは北海道ではほとんど見かけない。
洗濯機を使う人は誰もいなかったので私が1人で2回使った。洗濯洗剤は寄付してあげようとアタックの箱タイプを買った。
朝、中標津のセイコーマートでサンドイッチを食べて以来の食事だったので、強風で食べられなかった雌阿寒岳で食べるはずだったサンドイッチとおにぎりを夜ごはんとして食べた。
ダイソーで買った針を使ってカメラのレンズキャップを直した。
ライダーハウスには消灯がある場合もある。
ここおこっぺの消灯は21時だ。銭湯も確か21時までだし、みな朝が早いから夜は早い方がいい。
洗濯が終わると、列車内におそらく洗濯物を干すために張りめぐらせてあると思われる洗濯ロープに洗濯物を干し、明日の予定を軽く予習して寝た。
開陽台ほどではなかったが、寒かったので、腕時計を外して気温を計ると14℃だった。一桁の気温だと思えるほど寒かったのだが、思ったより気温は高かった。ただ、半袖半ズボンでウロつくには寒い。
あと、おこっぺにはゴミ箱がない。
私は買ったことないのだが、道の駅に有料のゴミ袋が売っていて、その袋は回収してくれるようだ。開陽台キャンプ場とかと同じシステムのようだ。そんなわけで、ゴミは持ち帰ることになる。
ただ、自販機がある関係上、缶とペットボトルだけは道の駅にゴミ箱があるので、自販機のゴミは捨てることができる。