まさかのパンク
今日、バイクで走っていたら、なんか重たい感じがした。
信号で止まって足を着くと、いつもならかかとが少し浮くはずなのに足の裏がべったりと地面に着く。なぜだろう、何かおかしいと思った。
1日で足が長くなるわけはないから、サスペンションがへたってきたのが体感できるようになったのか、と思って路肩に止めて調べてみた。
ぺしゃんこだ。パンクか?
自転車なら少しずつ空気が抜けていって1週間後にはぺしゃんこなんてこともあるだろうが、バイクなら少しずつ空気が抜けて・・・なんてことがあるのだろうか。
急いでショップに持ち込んで修理してもらった。
10分くらいだろうか。修理を原因はこいつですねといって釘を渡された。
マジか!!
約7cmほどもある釘がリアタイヤに刺さっていたというのだ。
どこで刺さったのだろう、そもそも今日なのか、先週も少し違和感があったような気がするから、先週か? いや、駐車場でいたずらされたか?
考えてもわかるはずはない。いや、それより、大きな釘が刺さっていたことも驚きだが、空気が抜けてぺしゃんこになっている状態でこんなにも普通に走れるものなのだろうかというのが驚きであった。
いったいどれくらい走ってしまったのだろうか、なぜ気付かなかったのだろうか。
チューブタイヤとチューブレスタイヤ
チューブタイヤは見た目も自転車のようなスポークで、空気は一瞬で抜けるのですぐにわかる。これに対してチューブレスタイヤは一気に空気が抜けることはなく、徐々に抜けていくので、ツルツルタイヤが破裂するような場合を除いて、直ちに走行不能に陥って危険というケースにはならないことが多い。
↑チューブタイヤ。スポークといい、バルブといい自転車に近いものが多い。
↑キャストホイールとチューブレスタイヤ。キャストホイールでチューブタイヤのものもあるが、キャストホイールはチューブレスタイヤが多い。
チューブレスタイヤのメリットは今回の私のように、徐々に空気が減っていき、タイヤパンクでバーストにより制御不能という事態に陥ることが少ないという点にある。
カブは今でもチューブタイヤを使っているが、自転車のような手軽さを求めているからなのか、コストの面からなのからかはわからない。ただ、コストがかかるとはいえ、今のバイクの主流がチューブレスになっているのは安全性の面からであるのはまぎれもない事実である。私が無事ショップに持ち込むことができたのもチューブレスタイヤのおかげである。
運行前点検をしておけば
私は、今回、足つきの違いというライディングポジションの違和感からパンクに気付いたが、そもそも乗り始める前に気付けなかったのか。
教習所では運行前点検としてタイヤはもちろんのこと、ウインカーやテールランプ、ブレーキランプまで正常であることを確認する。この当たり前と言えば当たり前のことをおろそかにすると、あとで手痛いしっぺ返しがくるかもしれないということを身を持って実感した。
実際、街中を走っていると、ヘッドライトが点灯していないバイクやテールランプが点灯していないバイクを見かけることは多い。さすがにヘッドライトが切れていたら気付くとは思うが、テールランプやブレーキランプが切れている場合、気付かないで走っていることもあるかもしれない。
運行前にタイヤやランプ類の確認をしても1分もかからないだろう。その1分の点検を省いたことが大事故につながるかもしれない。これからは必ず運行前点検をしなければ。