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ツーリング装備 三種の神器 ②カーナビ

ツーリングの装備 三種の神器 ②カーナビ

ツーリングマップの時代

 昔はツーリングには昭文社ツーリングマップルが必需品だった。

私も2011年~2012年版の昭文社ツーリングマップルを関東・甲信越、中部・北陸、東北の3冊持っている。 誰もがタンクバッグに入れてツーリングに出かけていた。

 

 価格はちょっと高いが、リング綴じのツーリングマップルも出ていて、折り曲げて使えるのは嬉しい。ただ、私のように、横浜から鹿児島まで行って帰りに寄り道をしてくるような場合、何冊も持って行くのは荷物になるので厳しい。

  ついに電子版登場
ツーリングマップから離れた私に言わせれば、まだ出ていなかったのかと驚いたのだが、今年の夏にようやく電子版が出された。
ただ、アプリではなく、あくまでも地図なので、荷物になるという難点をクリアしただけで、スマホGPSで現在地が表示されるような嬉しい機能はついていないらしい。
  
だが、目的地に行くだけではなく、その道中の情報を詳細に伝えてくれるツーリングマップルは、寄り道の楽しさを教えてくれるので、それはそれでツーリングの醍醐味でもある。価格はノーマル版が2000円程度、リング綴じのR版が3000円程度、電子版がノーマル版より300円くらい安い。
 
 
私が、原付二種からビッグスクーターに乗り換えて、高速道路でツーリングに行くようになったのは2012年の夏からだった。ヤフーカーナビのサービスが始まったのが2014年7月31日からなので、2年ほどはナビなしでツーリングに出かけていたことになる。
 
その頃、私は目的地周辺に到着すると、グーグルマップで目的地を探していた。
当時はバッテリー給電をしていなかったので、目的地近くに行ってからグーグルマップで目的地を探していたものだった。
 カーナビアプリの登場
それを解決してくれたのがナビだった。ホテル名や旅館名で検索するとそこまでの距離と時間が表示される。走り出すと、GPSによって道案内してくれる。ヤフーカーナビのサービスが始まった2014年夏からだが、その便利さから、それ以来、地図を使うことはなくなった。実際2014年の夏以降、ナビを快適に使うための装備を充実させていくことになる。
 
もちろん、カーナビに関しては、いきなりヤフーカーナビから始まったわけではなく色々と検討した。NABITIMEやホンダのインターナビ、グーグルマップも試した。
スマホアプリだけでなく、ナビ専用機の購入も検討した。
 
ナビの命は最新の地図であることを考え、コストの面からスマホアプリの方が良いと判断した。私はiphoneを使用しているが、iphoneはナビ専用機よりも高価なものだからハード的にはナビ専用機よりも液晶画面とか性能がいいのではと思ったところもある。
 

バイク用カーナビ専用機

ナビについては1万円くらいから6万円以上のものがあり、私はナビ専用機を付けたことがないので正直なところ性能はわからないが、ナビはハンドル周りに取付けられ、直射日光や風雨にさらされるため、ETCやドライブレコーダーと同様に車に求められる水準以上の防塵・防水機能が求められる。

バイクのナビでもドライブレコーダーやETC同様にIP55以上の防水・防塵規格は欲しい。

 
 20000円くらいでIPX5(防水のみ5級)クラスの防水性が備わるようだが、10000円程度のものだと規格についての記載が何もなかったりするので、覚悟が必要だ。
ユピテルの最新のバイク用カーナビ(BNV-2)は64000円もするが、防水・防塵はナビ最高クラスのIP57。やっぱりいいものは高い。
 
また、iphoneでもそうだが、晴れているときは液晶が見にくい。安いものだと顕著なようで、ひさしがあってもあまり効果はない。そうなると、液晶の性能はスマホに軍配が上がるのではと思ってしまう。
 

電源の確保 シガーソケット・USBの設置 

ナビ専用機でもスマホでも、電源の確保が必須になる。

リチウムバッテリー内臓のものが多いが、給電しないと数時間程度でバッテリー切れになってしまうため、ロングツーリングに耐えうるナビにするには、バイクのバッテリーから給電する必要がある。

 

 
 私の場合は、シガーソケットとUSBのタイプをハンドル周りに取付けた。
さらにデイトナスマホホルダーを取り付けた。私のiphoneは6Sなので防水のためのケースも付けた。初めはcatalystという10000円近くするケースを2度買ったが、1年ほどで接着剤がはがれたので、2000円くらいのものに変えたが、問題なく使えている。
 
ショップでハンドル周りにシガーソケットとUSB1口タイプの電源を付けてもらったのだが、電源を使用するにあたって、後悔したことがある。それは、USBが1Aまでしか給電できなかったことだった。給電しながらヤフーカーナビを使っていると、充電しているのに電池が減り続けることがしばしば起こった。そこで、シガーソケットの方に高出力のUSBポートを後付することになった。その結果、USB1Aの方は使わず、USB2.4A×2の方を使うことになったわけで、2.1A×2口のUSBを初めから付けておけばよかったと後悔したのだった。

ヤフーカーナビのすごさ

電源が確保できればナビは無制限に使えることになる。毎年更新料を払う必要もなく、無料で最新版の地図によってナビが行われる。無料で使えることを考えれば、ナビ専用機を購入する前に、スマホでヤフーカーナビを試してみれば、これで十分だと思えるだろう。

 

ナビ専用機の性能と価格は比例する。高性能のナビを付けると、バイクから離れるときはナビを取り外して持ち歩くことになるかもしれない。スマホの場合、取り外すのが当たり前だから特に苦にもならない。

 

ナビを使っている人なら当たり前の機能なので特筆する機能ではないが、どこにいてもワンボタンで自宅に帰るルートが表示されるのはうれしい。

  

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私はデイトナの聴くだけブルートゥース2という文字通り聞くだけではあるが、ナビの音声案内を聞けるようにと聞くだけのインカムを導入した。この聴くだけブルートゥース2の導入は、ツーリングの快適さをさらに一段上げることになった。700m前に音声案内で右左折の指示が出されるので、あわてる必要もない。
 
もちろん、ヤフーカーナビも欠点はある。無料アプリに限ったことではないかもしれないが、高架式の高速道路の下を一般道が走っている場合、無意味に高速に乗れとナビされ、高速に乗るとすぐ次のインターで降りろなどというナビが出されたこともあった。
だが、それを差し引いて余りある便利さに、これが無料で使えることに驚きさえ感じる。
 
リモコンもあるということで導入を検討しているのだが、車用に作られたリモコンなので防水ではないことから導入はしていない。雨が降ったらあきらめるくらいの気持ちで導入してみるのもありかなとは思っている。