2019/7/9~9/23の間、「特別展 三国志」が東京国立博物館の平成館で開催されている。7/21に行ってきた。特別展ではめずらしく、すべての作品の写真撮影が許可されていた。曹操の墓が発見されたというニュースを覚えていたこともあり、また、35年前の「NHK 人形劇 三国志」の人形が久々に見れるということもあって、行ってみた。
三国志の時代は日本では弥生時代だから、日本でいえば遺跡と言われるような時代のものであるから、当時の物を実際に見てもよくわからないだろうなというのはあった。
三国志と言えば、私の場合、人形劇三国志が始まりだった。それから横山光輝の三国志、光栄の三国志ゲーム、吉川英治の三国志に進んでいく。
人形劇三国志のことはとてもよく覚えている。島田 紳助・松本 竜介が劇中に紳々、竜々(しんしん、ろんろん)として登場し、諸葛亮(森本レオ)、曹操や周瑜(岡本信人)の声が実によくあっていたこと、人形の目が動いたり、まばたきしたりよくできていると思ったものだった。(初期の戦闘シーンはお粗末であったが・・・)
人形劇三国志の印象は強く残り、大人になってから、長野県飯田市まで行って、川本喜八郎人形美術館にも行ったが、残念ながら、川本喜八郎人形美術館では写真撮影がNGだった。今回の「特別展 三国志」は人形劇三国志の人形が展示され、しかも写真撮影ができるというので、ぜひ見てみたいと思っていた。
う~ん。ちょっと違う。と思ったが、写真を撮っていいのはこれだけだったので仕方なく・・・。
今回の特別展では本物の人形の撮影が許可されたので感動して撮りまくった。
落ち着きのある諸葛亮の人形。人形劇を見てからは、様々な三国志に接するにあたり、この人形劇 三国志の人物像が基準になっていった。
初めて音声ガイドを借りた。もっと前から借りればよかった。通常展示室は暗いので音声案内はいい。今後は必ず借りようと思う。
横山光輝 三国志の原画も何枚か展示されていた。右下の注に「漫画原画のお写真もお撮りいただけますが、原画画像の加工・改変はご遠慮ください」とある。
「張飛、督郵を鞭打つ」。人形劇でもあったなぁ。
三国志だから曹操(魏)、孫権(呉)、劉備(蜀)は外せないだろうが、張飛と関羽がなかったのは残念だった。
諸葛亮の人形と並んで展示されていた。
関羽、張飛、趙雲、周瑜などがなかったのに甘寧の人形があったのは意外だった。
声優が同じだったというのもあったが、劉備の人形に似ている。というのが人形劇を見たときの印象だった。
人形劇三国志のDVDも売っていたが、値段が安くなったらしい。
全17枚で80000円ほどだったものが実売価格で半値くらいまで値下がりした。
レンタルを探したがなかったので買うしかないと思うので、迷うところだ。
川本喜八郎氏のNHK人形劇はのちに「平家物語」も作成された。
平家物語のDVDの完全版が売っていないのが残念だ。