サウナーになって
毎日のようにサウナに行くようになって3か月が過ぎた。温度計を持参して水風呂の温度は測ったり、サウナ中の心拍数を見るためにスマートウォッチも買ったし、サウナハットも買った。サウナイキタイにサ活を毎日投稿したり、ほかのサウナーのサ活をみてどこに行こうかと毎日のように考えた。ドラマ サ道は2019年版と2021年版の両方を暇さえあれば見ていた。
サウナーを自負する者にとって、「しきじ」という言葉を聞いて何も思わない者はいないだろう。私も「しきじ」には絶対に行かなければと長らく思っていた。長らくと言ってもサウナに目覚めてまだ4か月ちょっとなので、「しきじ」を知ってから半年も経っていないが・・・。
ドラマ サ道で蒸し男君はしきじの水風呂について、「水風呂の概念が変わる」と言った。しきじの水風呂に入ったナカちゃんさんは次のように言う。
「他の水風呂と一体何が違うのだろう?」
「違う!、全然違う!! 何だ? このまろやかな感じ! あぁ、やわらかい。最高だわ」
「今まで温度ばかり気にしてきたけど、水質がここまで重要だったとは・・・」
しきじに行こう!
土日出勤の代休として平日の休みがもらえるのだが、今週は年休を絡めて月火の2日がが休みとなった。しきじに行こうかな。
2月21日月曜の朝3時に目覚めたことがしきじ行きを決定させた。
実は昨日2月20日日曜は夜勤明けであったが、鶯谷のサウナセンターに18時ころまでいたので、寝たのは帰宅して大河ドラマを見た後になった。かなりの早寝となったので夜中の3時に目が覚めてしまったのだ。
さて、どうする?
実は登山に行くことも考えてアクエリアスやゼリー飲料もサウナセンターからの帰り道で購入していたのだが、夜勤明けで寝ずにそのまま夜まで起きていると、これから寝て起きてから登山に行く気分にはなれなかった。ならば草加健康センターにでも行くか?
いや、この時間ならしきじに行けるのではないか?
しきじに行くチャンスだとは思いながらも踏ん切りがつかなかったので、サウナイキタイでしきじの情報を確認し、しきじ公式サイトも確認する。蔓延防止措置の影響で泊まりはできないようだが、朝5時から24時までは営業している。食事は21時までになったらしいがこの時間に出発する分には問題ない。続いてドラマサ道のしきじ回を見て気分を高める。
自宅からしきじまではヤフーカーナビによると166km、1時間45分、高速料金は3800円。下道だと163km、4時間。とりあえず1回目は下道で行ってみよう。
よし、行こう!
しきじは全部そろっているからシャンプーやボディソープだけでなくナイロンタオルも持っていく必要がなかったっけ。確か草加だったか、備え付けの歯ブラシと髭剃りは貧弱だったのでマイ歯磨きとマイ髭剃りを持っていく。しきじはサウナハット持ち込み禁止なのでしきじには不要だが、帰りに厚木健康センターに寄って行く予定なので先日サウナセンターで購入したサウナハットも持っていく。メガネの熱を抑えるためにヘッドバンドとして使用しているネックゲイターはしきじには持ち込めないとしても厚木では使うので持っていく。
朝4時45分、よし。準備はできた。
バイクに荷物を積んでエンジンをかける。マイクロSDカードが入っていないことを告げるアラーム音が鳴り響く。しまった、2月12日の大山登山の時に抜いたmSDカードが抜きっぱなしにしていた。急いでカードを取りに行ってカードを差し込んでエンジンをかける。
「カッ、カッ、カッ」
ん?エンジンがかからない。この音はバッテリーが上がった時に出る音だ。1月下旬にホンダドリームに1年点検を出したばかりだし、バッテリーは問題ないと言っていたはずだ。でもエンジンがかからないのは事実だ。しょうがない、使うか。
こんな時のためにバイクのダミータンクに必ず置いているモバイルチャージャーを使ってエンジンをかける。携帯の予備バッテリーとしても使えるモバイルバッテリーだが、赤と黒の洗濯ばさみのような接続端子が付属している。
作業自体はモバイルバッテリーの電源を入れ、バイクのバッテリーを出して赤をプラス、黒をマイナスに接続してバイクのエンジンをかけるだけだ。ただ、年に1回あるかないかくらいの頻度なので、接続順は忘れてしまうのでいつもネットで調べる。ふむふむ、接続するときは赤のプラスが先で黒のマイナスが後、外すときは黒のマイナスが先で順番が逆になる、と。
もう何回目だろうか。2017年に、伊豆の天城山登山の時に鍵を挿しっぱなしでライトオン状態で登山してしまい、下山後にバイクが動かず、任意保険のロードサービスを呼んで2時間以上待った苦い記憶があるので、それ以来、バイクにはモバイルバッテリーを積んでおくようにしている。中国製の安物を購入しているので2年くらいでモバイルバッテリーか接続ケーブルがダメになることもあるので買い替える必要があるが、ロードサービスを呼んで何時間も待たされるよりはましだろう。今使っているモバイルバッテリーは2020年の12月に購入した3台目になる。
エンジンは始動した。mSDカードを入れたがドライブレコーダーが起動しない。参ったな。ホンダドリームの人が言っていたようにキジマのドライブレコーダーはすぐに故障する。NC700Xのダミータンク下のスペースにドライブレコーダーの本体を入れていたのだが、エンジンの熱でドライブレコーダー本体が熱暴走してしまい、エンジンを始動しても録画を開始しなくなっただけでなく、起動しないことも多くなった。起動しても日付がリセットされてしまい、毎回日付を設定してやらないとデフォルトの2020年1月1日8:00になってしまい、後で映像を見てもいつの映像だかわからなくなってしまう。
ドライブレコーダー(キジマ製1080J)は電源を長押ししたりして何とか起動に成功し、日付を2022年2月21日に設定する。秒単位の設定もできるが、今日は電波時計を持っていないので数十秒早いタイミングで設定する。
ようやく出発の準備ができた。時計を見ると5時5分。20分もかかってしまった。
メーターを見ると給油後176km走っている。NC700XDCTは高速走行をすれば燃費は30km/Lを超えるが、街乗りが多かった最近の燃費は22km/Lほどだった。
NC700Xのガソリンタンクは14L。燃費30km/L近ければ満タンで400km以上走るが燃費が25km/Lだと350kmしか走れない。しきじまでは170kmはないと思うが、給油しないで行けるとは思うが、微妙なガソリン残量だ。本来なら出発時に給油したいところだが、バッテリーに電力が足りなければガソリンスタンドでエンジンを切ったら、給油後にまたエンジンがかからないなんてことになったら厄介だ。ということで、行けるところまで行ってから給油することにした。少なくとも静岡県までは無給油で走るだろうから、それまで2時間も走ればバッテリーも多少充電されるだろう。
ヤフーカーナビだと162km、3時間56分と表示されるが、その計算だと1時間に40km進める計算になる。普通街中を走っているときは1時間に30kmも進めれば良い方で、1時間に20kmくらいしか進めないこともよくある。そんな中で、高速を使わずに1時間に40kmも本当に進めるのだろうか。疑わしく思いながら順調に進んでいく。
相模川に架かる湘南大橋。気温は0℃。寒いがバッテリーの件もあるので、グリップヒーターは使わないでおく。こういう日にグリップヒーターを使わないでどんな日に使うことができるのだろうか。
小田原から先が工事中で通行止めらしい。が、工事中で国府津までしかダメみたいなことが書いてあったと勘違いして国府津で降りてしまい、国府津からは国道1号で。
6:44 箱根新道と国道1号の分岐点に来た。箱根新道は緑色の自動車専用道路の看板なので有料道路だと思ってこのまままっすぐ国道1号を進んでしまった。箱根を越えていく自動車は普通は箱根新道を使い、まっすぐ行くのは箱根に用事がある車だけのようだ。道理で途中から車がまったくなくなったわけだ。
ここで箱根新道への道が閉ざされ、ヤフーカーナビはルート検索を始め、距離が数km増え、到着時間も数十分遅くなってしまった。しょうがない、箱根駅伝のランナーになった気分で進んでいく。
「箱根山間部 雪 すべり止め必要」との表示!!
マジか!
確かに箱根の方は2月10日は大雪だったと聞いているが、もう10日以上経っているので大丈夫だろうと甘く考えていた。車ならともかく、バイクの場合雪や氷は致命傷になる。最悪引き返すことも頭をよぎりつつ、進んでいく。まだ、いまのところ雪は見られない。
小涌谷を越えた強羅方面への分岐を過ぎると車は1台もなくなった。箱根新道を使った方が早いし道路はくねくねしていないのでそりゃ箱根新道を使うわな。
唯一の車は箱根関所行きのバスだけだった。気温は-5℃。手先と指先が冷たい。冷たさを通り越して痛いといった方がいいかもしれない。
雪が少し残っているが、道路が乾いている限りは大丈夫だと思っていたが、道路を横切るように雪の山があった。ここだけだったので良かったが、かなりビビった。
箱根峠を越えると静岡県に入るが道のりとしては半分を超えたか。
箱根峠を下ると三島の街が見えてくる。ガソリンの残りがメモリ1つになってしまったので7:35に三島のガソリンスタンドで給油した。メーターは283km。176kmでスタートしたので107km走ったことになる。原因は不明だが、給油でエンジンを切って、給油後にエンジンを始動したらドライブレコーダーが起動しなくなり、10分くらい奮闘したが電源が入らなかったので、三島からしきじまでの道のりはドライブレコーダーは起動していないので録画はできなかった。
※帰りはしきじでエンジンをかけたときに起動したので日付を再設定して録画できている。
三島から77km、2時間後の9:30、ようやくしきじに到着した。
ついにしきじに到着
ついにやってきた。これで私もいっぱしのサウナーと言えるだろうか。
月曜の朝9時半とはいえ車の数は結構多い。緊張して中に入る。
券売機で平日1400円の入浴券を購入し、下駄箱の鍵と一緒に受付に渡す。大小タオルと館内着がビニールでパッキングされたものとロッカーのカギを受け取る。
男湯ののれんをくぐると脱衣所があり、指定されたロッカーを使う。ロッカーは縦長で中にはハンガーが2本入っている。サウナセンターやレックスイン川崎など脱衣所と浴室が異なるフロアにあるような施設では、館内着を着て浴室まで行き、浴室前に置いてあるロッカーに館内着を入れて浴室に入る、という施設はよくあるが、ここしきじは浴室がすぐ隣にあるので、館内着を自分のロッカーに入れて置く人もいれば、私のようにタオルセットと館内着を浴室前のロッカーに持っていく人もいる。
ただ、サウナセンターやレックスインなどでもそうなのだが、自分のものと他人の物の区別がつかなくなってしまう。とりわけ館内着とタオルなどは全員が同じものを持っているだけに分からなくなってしまう。自分はしっかり覚えていたとしても、ほかの人が間違えて自分のタオルや館内着を持って行ってしまう可能性はある。だからサウナセンターには付箋とペンが置いてある。しきじにペンと付箋が置いてあったかは覚えていないが、絶対に間違えないように自分特有のものを一緒に入れておけばほかの人が間違って持っていくことはない。私は歯磨きと髭剃りを入れていた100円ショップで購入したメッシュ筆箱をタオル、館内着と一緒にロッカーに入れておいたので、誰かがタオルと館内着を取ろうとしても、身に覚えのないメッシュ筆箱があるので故意でない限り、間違えることはないだろう。
浴室に入るとドラマで見たまんまの光景が目に入ってきた。
おおっ!こ、これは・・・。水風呂は左側で上から流れているのが例の滝か。
サウナ室はフィンランドサウナと薬草サウナの2つ。中がガラスで仕切られているので双方のサ室内がお互いに見えるらしい。
まずは体を清めて、フィンランドサウナへ。
ドラマでは空いているが、実際はしきじほどの有名施設で空いているのは深夜か早朝くらいしかないだろう。平日の10時なのでさすがに待ちが発生するほどではなかったが、8割以上の席は埋まっていた。結構大きめの音量でテレビがついている。テレビではオリンピックの閉会式が昨日(2月20日(日)だったこともあって、オリンピックのハイライトなどが放送されていた。
サウナ室内の温度は何度だろう。遠目で見た感じでは100℃を少し超えていたように見えたが(102℃くらい)、サウナイキタイのサ活を見る限り116℃という報告もあるようなので小松湯のように120℃なのかもしれない。衛生上の理由からサウナハットの使用は禁止されている。サウナマットは厚木健康センターやゆいると同様に使い捨てのタオルタイプでサウナ室の入口に使用済サウナマットの回収箱が設置してある。
フィンランドサウナについてはほかのサウナ施設にもあるサウナと同様で特に特筆すべき点は感じなかった。温度が高いが湿度も高いので、気持ち良く入れるとドラマでも言っていたが、特別にすばらしいということはないだろう。いや、いつも混んでいるという点、座る場所があいまいで一人一人がスペースを開けて座るのでスペースがあるのに入れないという点、人気施設ゆえにグループで来る人も多くサウナ室内だけでなく、湯船内、浴場内がうるさい点を考えると、なんだかなぁと思ってしまうところもある。
ファインランドサウナは上段がいっぱいだったので下段で10分ほど入って水風呂へ。
しきじの水風呂
「違う!、全然違う!! 何だ? このまろやかな感じ! あぁ、やわらかい。最高だわ」
「今まで温度ばかり気にしてきたけど、水質がここまで重要だったとは・・・」
ナカちゃんさんはドラマサ道でしきじの水風呂に入った際にこのように表現した。
私にもしきじの水風呂がわかるだろうか。
バイクのエンジンオイルについて、ホンダ純正エンジンオイルはG1からG2、G3、G4といったグレードがある。すべてのグレードを入れたことがあるが、G1は1540円/L、G4は3630円/L、値段にして倍以上の違いがある。「やはりG4は違う」などと言った口コミが多くあるが、私にはG4を使用したときとG1を使用したときの違いがほとんどわからなかった。エンジンオイルの違いもわからないような私が、水風呂の違いがわかるのだろうか。わからなかったらどうしよう・・・と少し不安だった。
ん!
なるほど!
私にもわかる!
まろやかであることは私にもわかった。
水風呂の水がそのまま飲めるなんて・・・
上から落ちてくる滝の水は飲めないと注意書きがあったが、ナカちゃんさんが飲んでいる下の給水口から出ている水は飲めるのだ。もちろん私も何度も飲んだ。まずい水を知っていないと水のおいしさはわからない。最高だと言えるほどおいしい水かどうかの判断はできなかったが、おいしい水であることは確かだ。
しきじの水風呂には温度計がなかった。サウナイキタイには17℃と記載されている。
体感的には冷たさは感じないが、16℃くらいだろうか。
蛇口の水道水を出し続けている近所の銭湯の水風呂の温度は14℃ほどだった(2021年12月)。実際家の蛇口から出てくる水道水の温度を測ったら14℃だった。水道水でさえ14℃なのだから、井戸水や自然の水も同じくらいの水温なのではないのだろうか。
水風呂の水が飲めるだけでなく、上から落ちてくる滝に打たれると思わず声が出てしまう。これは気持ちいい。
①サウナ
②水風呂
③外気浴(休憩)
サウナの営みはこれを1セットとして数セット繰り返すが、ドラマ サ道では
①フィンランドサウナ
②水風呂
③薬草サウナ
④水風呂
⑤休憩
これがしきじ流の1セットであると紹介されていた。
私もこれにならって水風呂の後、休憩しないで薬草サウナに入ってみた。
噂には聞いていたが、いい感じに熱い。しきじの建物周辺にほのかに漂っていた香りの根源がここにあった。外から見ると扉のわずかな隙間から蒸気が漏れているのが見える。
サウナ室に入った瞬間に蒸気でメガネが曇ってしまい、ほとんど何も見えなくなる。腕にしているスマートウォッチの画面さえ見えない。サウナ室内には薬草が入った袋がぶら下がっている。テレビの音が聞こえるが、ガラス越しに見えるフィンランドサウナの方にあるテレビの音量だろうか。
薬草サウナは温度60℃、湿度60%くらいらしいが、これが気持ちいい。
時計も見えないので本能に任せて熱くなったら出ることにした。最初の数セットは感じなかったが、後半は足元のマットに足を置くと足の裏が熱くなってきてそちらに気を取られるようになってしまった。さながら、外気浴でととのおうとしているのに足の裏の冷たさが気になってしまうのと似ているな・・・と思ったりしていた。
薬草サウナを出て水風呂に入り、休憩する。ととのい椅子がいくつあったか忘れたが、満席だったのでベンチに座って休憩した。
普段と違う流れで休憩をしたので体が驚いているようでととのうことはできなかった。
ととのえなかったので普段のように
①サウナ
②水風呂
③休憩
の順番にしてみたが、やはりととのうことはできなかった。
1セット目だけ①フィンランドサウナ②水風呂③薬草サウナ④水風呂⑤休憩
2セット目①フィンランドサウナ②水風呂③休憩
3セット目①薬草サウナ②水風呂③休憩
ここまでで11時15分になっていた。水風呂の水入れ替えが12時~12時半に実施するので水風呂には入れないと館内放送が流れていたので、切りのいい3セットを終了したので食事にすることにした。
施設の大きさの割には食事スペースが少ない。ドラマ サ道はコロナ禍の前であったが、今はコロナ禍なので正面奥の食事スペースにもアクリル板が設置されて1席1席が仕切られている。手前のリクライニングで食べてこぼしたことが何度もあったようでリクライニングで食べることは禁止されているらしい。
普通の温浴施設では、男湯と女湯の浴室は別々であっても、食堂や休憩所は共通であることが多いが、しきじは入口を入って男湯と女湯ののれんをくぐって以降、のれんを出るまで一緒になることはない。食事もリクライニングなどの休憩所も男女別々になっている。
ということは女湯のコーナーにもリクライニングや漫画などもあるのだろうか。だとしたら少し無駄でもったいないような気がする。歴史ある施設だからどうにもできないのかもしれないが・・・
定番の生姜焼き定食(780円)を食べる。
ドラマではしきじオーナーのご令嬢が直々に食事を運んできたが、現実はそうそうあるものではない。
12時から水風呂に入れないので、時間つぶしに空いているリクライニングで漫画を読むことにした。サウナ施設で読んでいるキングダムかはじめの一歩を探したが見つからなかったので、一部読んだことのある修羅の刻を何冊か読んで時間をつぶした。
食事休憩をはさむときどのようにすればいいのだろうか。もちろんバスタオルとフェイスタオルはそのまま使うので使用済みとして回収箱に放り込んではいけない。自分のロッカーに一旦収納するのが良いのかもしれないが、私の場合、午前中に使用した浴室前のロッカーにタオルセットを残したまま食事休憩に行った。サウナセンターでも同様にして食事休憩後に再びサウナに入った。
厚木健康センターは確か浴室前のロッカーがなかったので、使用中の濡れたタオルを自分のロッカーに一度収納してから食事に行ったが、どのようにするのが正解なのだろうか。
水風呂の水交換が終了した後で再び浴室に戻ってみると、午前中より明らかに混んでいた。食事をしたのでもう一度歯を磨こうとして洗い場を探したが全部埋まっていた。
しょうがない、かけ湯をして浴槽風呂に入って下茹でをしてフィンランドサウナに入ろうと扉を開ける。満室か・・・
扉を閉めて今度は薬草サウナの扉を開ける。1席空いているか?
なんとか滑り込むことに成功する。サウナイキタイのサ活を呼んでいるとフィーバータイムなるものがあるらしい。どんなものなのか体験してみたいものだと思った。いや、もしかしたらフィーバータイムに遭遇していたのかもしれない。いつも蒸気でもくもくだし、足元のマットは熱くてまともに足の裏を付けていられない。
でも心地よい熱さで気持ち良い。
午後の後半戦は薬草サウナにしか入らなかったくらい気持ち良かった。
だが、水風呂でもサウナ室内でもいわゆるドラクエと呼ばれるグループで行動する人たちが数グループいたので、どこに行ってもうるさかった。常連客のおじさんもサ室内で大声で話していたし、若い人だけではなかったが、マナーの悪い人が多くなってきた。
人気施設ならではの問題なのかもしれない。
ととのい椅子を使用した後に流さない人も多いし、浴槽のふちにかけ湯、かけ水用に置いてある洗面器も使用後に水を入れて元に戻さない人も多い。浴槽からあふれる水に乗って洗面器が流されてしまうのを10回以上も洗面器に水を入れて元に戻した。
午後になって込み合ってきて、時折サウナ室の待ちが発生していたようだったが、幸いなことにそれほど待つこともなくサウナ室に入ることができた。
14時半までに薬草サウナで4セット行ったところで、人が増えてきたことと、ドラクエと呼ばれる人たちが増えて全体が騒がしくなってきたので、これ以上は静かに自分のペースでサウナを楽しむことはできないと思ったのでしきじを出ることにした。
ポイントカードをもらったので10回で1回無料になるらしい。
また来たいと思う。今度は高速使って2時間以内で来ようかな。
これからまた下道で横浜まで帰るのだが、途中で厚木健康センターに寄って行くつもりだ。厚木健康センターまで132km。3時間。厚木健康センターに到着するのは18時ころになるだろうか。
サウナの聖地 しきじに行く 2022年2月21日②に続く