朝5時に家を出て、-8℃の箱根峠を走って朝9時半に静岡県静岡市 駿河区敷地にあるサウナしきじに行った。サウナーなら言わずと知れた聖地「しきじ」だ。
昼食をはさんで7セットを満喫したが、午後になると平日とはいえ待ちが発生するほどの混み具合と若者たちのグループや常連客の騒がしさに辟易しつつ、14時半にしきじを後にした。帰り道は東名厚木健康センターに寄って行くつもりだが、1日2回以上、別施設のサウナに入ること、いわゆるサウナのハシゴは初めての経験だ。
往路の三島で給油してから調子の悪かったドライブレコーダーは無事起動したが、日付はリセットされてしまったので再設定して録画を開始する。
厚木健康センターまでは132km、3時間の道のりだ。
高速で来るとしたら日本平久能山で降りればよいのか。久能山東照宮には2回行ったことがあるが、当時サウナーだったら間違いなくしきじにも寄ったのに。
途中、三保の松原にでも寄って富士山を拝もうと思ったが、三保の松原に行く交差点を通り過ぎてしまい、わざわざ戻ることもなかろうとそのまま通り過ぎてしまった。
国道1号のバイパスはみんな飛ばしている。
旅行中の奈良でスピード違反に捕まったことがある私は先頭を突っ走ることはしない。びくびくしながら誰かの後ろをついていく。
少し眠気を感じるので道の駅 富士で小休止。モンスターエナジーを飲んで眠気を覚ます。不思議なことに、本当に眠気が消えた。あと2時間頑張ろう。
静岡県から見る富士山は大きい。
16時半頃に沼津付近を通るが、渋滞とまではいかないが結構車が増えてきた。
伊豆縦貫道経由で東名にも行ける。
朝7時20分に箱根峠を通ってから9時間45分後の17時5分に復路 箱根峠を通過。
箱根峠の先に箱根新道の分岐があるはずだ。
ここで左に行かなければならない。箱根峠の温度計は1℃。朝ほどではないので、手足の冷たさはそれほどでもない。
バイクの体感温度とは
バイクの防寒対策をライダーが徹底解説【寒さに負けず冬も乗りたい!】
上記サイトによると、真偽のほどは定かではないが、「リンケの体感温度」という数式があって、それに当てはまると、時速50kmで走行すると体感温度はおよそ-15℃、
時速80kmだと-19℃にもなるという。
それが確かなら、往路の箱根峠は気温が-8℃だから50km/hだとしたら体感温度は-23℃だということになる。さすがにこれは眉唾ものだと思うが、帰りの箱根峠の気温が1℃だったが、体感温度が氷点下であることは間違いない。
往路は箱根新道を使わずに国道1号で行ったので35分かかったが、復路は箱根峠を使ったのでわずか16分で戻ってこれるとは便利になったものだ。
20分ほどで厚木西出口へ。厚木健康センターまでは残り2km以内だったので思わず降りてしまったが、厚木ICの方が断然近かったことに後悔。
確かに「東名厚木健康センター」という名称なので東名の厚木ICの近くであることは承知していたが、小田原厚木道路がどのようにして東名と接続するのか知らなかったので、厚木西が最寄りかと思ってしまったのはしょうがない。
なぜか17時55分~18時のドライブレコーダの映像がなかった・・・
18時ちょうどに東名厚木健康センターに到着。平日なので駐輪場も空いていた。
この時間に来たのは爆風ロウリュに参加するため。土曜の爆風ロウリュが19時半であることは知っていたが、月曜は19時かもしれないと思っていたので、高速を使ってでも18時くらいに到着したかった。結果的には月曜の爆風ロウリュは19:30でSSKさんが担当だった。
草加で作ったポイントカードを提示すると、未登録だと言われる。そんなはずはない、前回大山に登った2月12日に来た際も未登録だと言われたが、2月割引を適用してもらった。当然その時に登録してもらったものと思っていたのだが、登録していなかったようだ。仕方なく改めて氏名、電話番号等を伝えて登録をお願いする。
受付に時間を要したが、19:30の爆風ロウリュまでにはまだ1時間以上あるので、まずは体を清めて草津の湯へ。本当は炭酸泉に入りたかったのだが、炭酸泉は浴槽が小さい上に大人気なのでいつも満員で入れないことが多い。1時間以上あるので2セットするが、しきじでもととのえなかったので序盤の2セットではととのえず、厚木でも無理かなと半ばあきらめていた。
19時半の爆風ロウリュは満を持して10分前に入る。よし、最上段が空いている。
19:30にはサ室前には行列ができていた。爆風ロウリュ19:30ちょうどにSSKさんは登場し、おもむろにラドル数杯のアロマ水をサウナストーンにかけた。最上段には容赦ない強烈な熱波がやってくる。爆風ロウリュウについて説明をしてくれる。25分くらいかけて7セット行い、1・4・7セット目が強烈らしい。ラドルで何杯ものアロマ水をサウナストーンにかけておきながら「まだ私は何もしていない」といって笑いを誘う。
最近、アウフグースを受けていて、あとラドル1杯分アロマ水をサウナストーンにかけてほしいなぁと心の中で思いながらもかけてくれないことが多いので、SSKさんがおもむろに何杯もかけたのは驚きだったし、同時に嬉しかった。
10分前ににサ室に入って最上段で6分ほどロウリュを受ける。例のショットガン風のブロワーではなく、大きなブロワーで正面から吹きつけてもらうと乳首が焼けそうに感じるため、多くの人は両手で胸を隠すか、熱さを紛らわそうとして体を大きく動かす。
もちろん本当に我慢できないこともあるが、数秒間の間なので我慢できないこともない。
25分も続くと言うし、回転も速いというので、6分ほどで無念の退室となった。
最上段に16分いるだけでも大変なのに、爆風ロウリュを受けたのだから心拍数は15近くまで上昇した。15.8℃の水風呂に2分入って外気浴へ。これでととのえなかったら今日は無理だろう。
頭を預けられる黒いととのい椅子に座って目を閉じると頭の中がぐわんぐわんに回っている。よし、これはととのっているときの状態の一つだ。今日の爆風ロウリュがSSKさんで良かった。江戸の敵を長崎で討つではないが、しきじでととのえなかったのを厚木のラッコが挽回してくれた。
そういえば、厚木健康センターの外気浴スペースにはDIYで作ったと思われる、頭置きが白いととのい椅子に増設されていて、確か3脚くらいあったと思ったのだが、1脚しかなかった。壊れてしまったのだろうか。
SSKさんの爆風ロウリュでととのった後もまだ続いていたのでもう1回受けようと並んでみる。結構並んでいる人はいたが、何とか入室する。が、残念なことに最下段となってしまった。上段の方で何かやっているようだが、下段からは見えない。
下段でブロワーで熱風を浴びて全7セットが終了したらしく、多くの人がサ室を出ていく。ここで最上段に移動すると、最後並んでいて受けられなかった人がいるだろうと、受けられなかった人にSSKさんが戻ってきてブロワーで爆風を送っていた。
なんと素晴らしい、おもてなしの精神。
サ室を出て水風呂に入っていると、SSKさんが大うちわで水風呂に入っている私の方に向かって扇いでくれた。サ室を出てから扇いでもらえるのはゆいる以外では初めてのことだ。SSKさんが持っていた赤い大うちわは、満天の湯のように大うちわで扇ぐのかと思っていたが、このためのものだったのかと思い、納得した。
外気浴スペースで休憩しているときもうちわで優しく扇いでくれた。
いや~、SSKさん素晴らしい。
厚木健康センターに来るのは月曜日がいいのかもしれない。
もう20時になるので食事をしに3Fへ向かう。蔓延防止措置の影響で3月6日までは食事処が21時までになっているからだ。アルコール類の提供は20時までというが、バイクなのでアルコールを飲むつもりはないので問題ない。
前回と同様に百年醤油ラーメンとライスを注文。
百年醤油ラーメンは濃い口でコクのある醤油が癖になるおいしさで、草加に行った2月4日から3回連続で食べている。今度は違うメニューも食べてみたいが、どうしても百年ラーメンを頼んでしまう。
食後はマンガでも読んで休憩しようと前回同様4階へ。漫画を移動したり工事中らしいが、前回寝転がって漫画が読めた休憩スペースは女性専用の休憩スペースとなっていた。しょうがないので2階だったか3階の漫画コーナーに行って机に座って漫画を読んだのだが、前回はなかった場所にキングダムがあったので22時過ぎまで、サウナイキタイに投稿したり、キングダムを読んだりして1時間30分ほど休憩をした。
さすがに22時を過ぎると翌日が平日の火曜であることもあって、サ室内も空いていた。
23時30分に退館するまでサウナを3セットと草津湯を2セット、厚木ではサウナは合計7セットしたことになる。
しきじの7セットと合わせて14セット。我ながらよくやったものだと感心する。
厚木で浴場から出るときに体重を計ったら、3kgほど体重が減っていた。朝ご飯を食べていなかったこと、サウナに14回も入ったことが体重減の大きな要因だと思うが、通常3セットサウナに入ると800g前後体重が減少するので、14セット行えば4kgほど体重が減少し、食事や水分補給で1kgほど増加して差し引きで3kgくらい体重が減ったのかもしれない。
しきじの後で厚木健康センターの水風呂にも入ったのだが、しきじの水風呂をまだ体が覚えていたので、厚木健康センターの水風呂に入るとしきじの水風呂のまろやかさが際立った。
日付が変わって2月22日(火)の0時14分、国道1号の横浜線高架下を通る。
23時30分に厚木健康センターを後にして、0時30分に帰宅した。
5時に家を出て翌日の0時30分に帰宅するまで19時間30分、約340kmのサウナ旅は終わった。