センタースタンド付きなのでオイル交換などのメンテナンスには便利。
左側から下をのぞくと、ドレンボルトとオイルフィルターが見える。
オイル交換をするだけなら、ドレンボルトを緩めてオイルを排出するだけだが、オイルフィルターを外すにはアンダーカウルを外さなければならない。
必要な工具
カウル外し用 5mmヘキサゴンレンチ
ドレンボルト用 12mmソケットレンチ
オイルフィルター用 17mmソケットレンチ
トルクレンチ(20Nm~)
※オイルフィルターの締め付けトルク 26Nm
※ドレンボルトの締め付けトルク 24~30Nm
オイルが何滴かたれてしまうので今回はレジャーシートを下に敷いてみた。
5mmヘキサゴンレンチで左右2か所のビスを外し、同じく左右2か所のゴム突起に注意しながらカウルを外す。
アンダーカウルを外すとDCTフィルターカバーがむき出しになる。前回のDCTフィルター交換時に強く締めすぎて割れてしまった。
アンダーカウルを外さないとDCTフィルターは交換できない。
12mmソケットレンチでドレンボルトを緩める。ボルトが外れるとオイルがドバっと出てくるので廃油処理箱をしっかりと置く。
毎回手を汚さないでドレンボルトを外すように注意するのだが、どうしても手が汚れてしまう。オイルを排出している間に、DCTフィルターとオイルフィルターを交換する。
5mmヘキサゴンレンチでビスを緩めると少量だがオイルがたれてくるので、廃油処理箱を置くなどして地面にたれないように注意する。
カバーを外すとスプリングとDCTフィルターが入っているので取り出す。DCTフィルターはぴったりはまっているので取り出すのが難しいが、特別工具がなくても何とかなる。磁石で吸い付けるのもいいかもしれない。
上が取り出したDCTフィルター(純正品)、下が新品のDCTフィルター(キジマ)
OリングはDCTフィルターの蓋(カバー)の内側に付ける。
新品のDCTフィルターを取り付けてカバーを締め付けるのだが、上下と締めすぎに注意する。
必要な工具のところで忘れていたが、外したカウルやビスなどはパーツクリーナーできれいしてから取り付ける。なお、オイルジョッキの口とオイル投入口が同じくらいの大きさなので、直接注ぐのはむつかしい。そこで漏斗を使うのだが、5種類くらいためしたが、なかいい漏斗がなく結局写真のものを使っている。ちょっと入れすぎたときにはスポイトがあると便利。
次に、オイルフィルターを交換する。
見えているオイルフィルターカートリッジにオイルフィルターレンチをはめて17mmソケットレンチで外す。
オイルフィルターを外すとちょろちょろとオイルがたれてくるので廃油処理箱を下に持ってくる。
左が新品のオイルフィルター(デイトナ)、右が純正品のオイルフィルター。
新品のオイルフィルターのOリング部分にオイルを塗る。
外した純正オイルフィルターにはOリング(ゴムパッキン)が付いていなかったので、?とは思ったが、そのまま取り付けた。今思えばこのときしっかりと確認しておけばよかった。上の写真を見る限り、Oリングが残っているようには見えなかったが・・・
トルクレンチで締め付けトルクを26Nmにして締め付ける。
最後にエンジンオイルを入れる。
この漏斗に行きつくまで何個漏斗を買ったことか・・・
ちょっと入れすぎたのでスポイトで微調整。
いい感じ。
ついでなので、チェーン清掃も行った。
チェーンルブがなくなったのでホームセンターコーナンに買いに行き、その後、ホンダドリームに6か月点検の申し込みに行った。いつも2か月前くらいに予約を入れないと予約が取れないのだが、今回はコロナウイルスの影響もあってか、6月でも空きがあるという。7月上旬の予約を入れる。
帰宅して駐車場に止めたあと見てみると、オイルフィルターのところからオイルが漏れている!!!しっかりとしまっていなかったのかと思い、トルクレンチを持ってきてもう一度締め直した。その時にちぎれたゴムパッキンが落ちてきた。おそらくこれが原因だったのだろう。
オイルを追加で1.5Lほど補充したのでそれだけ漏れていたらしい。
その後、毎日点検しているが今のところオイル漏れはない。
オイル交換、オイルフィルター交換、DCTフィルター交換、チェーン清掃で2時間近くかかってしまった。オイル交換だけなら30分もかからないが、チェーン清掃で使うゴム手袋がキツくて結構疲れる。
自力ではオイル交換とチェーン清掃くらいしかできないが・・・