開基500年記念 早雲寺-戦国大名北条氏の遺産と系譜-
今日は気になっていた特別展に行ってきた。神奈川県立歴史博物館で行われている
「開基500年記念 早雲寺-戦国大名北条氏の遺産と系譜-」だ。
北条氏と言えばもちろん秀吉の小田原攻めが思い浮かぶ。
あまり詳しくは知らなかったため、今回いい機会だと思い行ってみた。
北条早雲については下剋上のイメージくらいしかなかったのだが、室町幕府の上級官僚で、もともとは伊勢 宗瑞(いせ そうずい)を名乗っていたらしい。相模平定後、2代目の氏綱が、鎌倉執権の北条氏の名前をかたってあたかも鎌倉北条氏の流れをくむかのように北条という名前の威光を使って統治したのだろう。
今では北条と言えば、鎌倉北条氏ではなく戦国時代の小田原北条氏を挿すことの方が一般的だと思うので、2代目氏綱の目論見は見事成功したと言える。
北条宗家5代 早雲ー氏綱ー氏康ー氏政ー氏直 名前だけは全員聞いたことがあるし、
戦国物の大河ドラマでは大抵出てくるが、あまり詳しいことは知らない。
というわけで初の県立歴史博物館に行ってきた。
神奈川県立歴史博物館
神奈川県立歴史博物館には行ったことがなかった。以前、横浜市歴史博物館に行った際に、神奈川県立歴史博物館と勘違いしていたことはあったが、この二つは非常に紛らわしい。県立の方は「神奈川県立歴史博物館」、横浜市の方は横浜市立ではなく「横浜市歴史博物館」。場所も神奈川県立の方は馬車道の横浜市役所の近くにあり、横浜市歴史博物館は都筑区の市営地下鉄センター北駅の近くにある。
バイク置き場はあるだろうか。
横浜市歴史博物館には結構大きな駐輪場があるので大型二輪でも問題なく駐輪できるが、県立歴史博物館の方は駐車場、駐輪場はないらしい。路駐するわけにもいかないので、事前に調べて「横浜市馬車道地下駐車場」に駐輪することにした。
ヤフーカーナビに従っていくと、まさかの反対車線に到着したので引き返して回ってきた動画がこれ。
25台収容可能で30分50円。1時間100円だから8時間以上駐車したら最大料金の800円になる。駐車券を取らずにゲート脇を通ってバイク駐輪スペースへ行く。管理室へ自己申告かと思っていたら、管理人が近づいてきて駐車券を渡してくれた。帰りにこれを管理室に持っていき清算する。2時間30分で250円だった。
旧横浜正金銀行本店本館だった建物が今は神奈川県立歴史博物館になっている。
国の重要文化財。
特別展は900円。常設展は300円。セットだと100円引きで1100円。
東京国立博物館のように文化の日は常設展が無料になったりするのでは?と淡い期待を抱いていたが、そんなことはなかった。
思ったよりもたくさんの方が観覧していたので少し驚いた。特別展は撮影禁止。北条宗家5代の肖像画は、早雲以外は見分けがつかない。安土桃山文化のような華やかさはないから、北条はやはり地味と言えるかもしれない。書状などは読めないから理解できずどうしても足早になってしまう。
花押ってかっこいい。
神奈川県立歴史博物館だけでなく、小田原城や箱根神社でお配布しているらしい。
常設展
常設展は国立博物館や横浜市歴史博物館と同様に古代から近現代まで時代順に展示されていた。
土偶って愛くるしくて思わず見ていると口元が緩んでしまう。
中学の歴史で出てきたような聞いたことがあるものが・・・
常設展で『没後160年 歌川国芳の魅力 【第2回】異国が舞台の物語』というトピック展示をしていた。
川崎大師平間寺らしい。デフォルメされていてもはや平間寺の面影もないような気もするが・・・
三国志の「桃園の誓い」も浮世絵になっていたとは・・・
劉備の耳が垂れるほど大きく、関羽の顔が赤いのはよくあることだが、張飛は肝臓が悪いのか、顔が黒すぎ。
昭和30~40年代に国鉄川崎駅で使われていた駅長室の案内板らしい。
食品サンプルが見事!!おいしそうな鯛。
東京国立博物館の特別展だと一通り観覧するのに3時間くらいかかることが多いのだが、今回は1時間ちょっとで一通り見れた。常設展も1時間くらいだったので、合わせて2時間ちょっと。駐車料金は2時間30分で250円也。
12時40分頃に博物館を出た。これからサウナに行こう。
サウナに行くのが目的で博物館はついでだったのか、博物館が目的でサウナがついでだったのか。家を出るときに風呂道具を持っていく時点でサウナに行く気満々なので、サウナに行きたいからついでに博物館にでも行くか、というのが正直なところだった。
1時間半くらいあれば気軽に行けるところがサウナのいいところだ。
どこのサウナに行こうか。