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ガス欠の恐怖

JAFによるとバイクのロードサービスの割合は以下のようになっている。

(2017年JAF調べ)

 

一般道

①バッテリー上がり      23%

②タイヤのトラブル      13%

③キーのトラブル           7%

④事故                             6%

⑤破損/劣化バッテリー   6%

 

高速道路

①燃料切れ                 24%

②タイヤのトラブル   11%

③事故                          5%

④発電機/充電回路       4%

⑤バッテリー上がり    4%

 

私は2015年から3年連続で保険会社のロードサービスを使った。

2015年と2016年の高速道路でのベルト切れと2017年の一般道でのバッテリー上がりだ。

 

タイヤのパンクも怖いが、やはり、一番怖いのはガス欠だろう。私はガス欠でロードサービスを使ったことはないが、自宅まであと500mの距離でNC700がガス欠になったことがある。

 

500mとはいえ、200kgを超える車体を引いて行くのは大変だったが、頑張って自宅まで押して行き、まず、車のガソリンを吸い出してバイクに入れようとした。しかし、灯油ポンプが給油口に入らず、車のガソリンは使えなかった。シグナスXSRでも同じで給油口に入らず、吸い出すことはできなかった。

 

これはガソリン携行缶を持ってスタンドに行って買ってこないと無理だなとあきらめて、近くのコーナンにガソリン携行缶を買いに行った。

1Lと3Lとで迷ったが、2000円くらいで3Lの携行缶を買った。今思えば、3Lでは大きすぎたなと思う。リザーブとしてツーリングに持って行くならサイズ的に1Lで十分だと思う。

 

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消防法により、セルフのガソリンスタンドでは携行缶への給油は禁止されているため、有人のスタンドに行って携行缶に3Lのガソリンを入れてもらった。

 

携行缶にはチューブがついていてNC700に給油するのは簡単だった。

給油して本当にエンジンがかかるのか、動かない原因がほかにあったらどうしようとドキドキしながらセルを回すとエンジンがかかった。この安堵感は経験した人しかわからない。

 

そんなわけで、私は3Lの携行缶を持っているが、使わない前提でツーリングに持って行くには大きすぎるので使うこともなく、ベランダで眠っている。

 

なお、これはNC700Xだけなのか、ホンダのバイク全体に言えることなのかはわからないが、ガス欠になりそうになると、グリップヒーターの電源が勝手に入る。電源を切っても勝手にまた電源が入る。

 

ガス欠の前ぶれとしての告知機能なのかとホンダのディーラーに聞いてみたが、わからないとのことだった。このグリップヒーター自動電源onが始まるとおそらくあと数kmしか走れない。いつ止まるかと怯えながら走るのは心臓に悪い。

 

私はこのグリップヒーター自動電源onを2回経験したことがある。1回目は苫小牧から知床まで400kmほど走ったあと、グリップヒーターに電源が入った。そろそろガソリン入れないとなとは思っていたが、グリップヒーターに電源が入ったのは直感的にガス欠の告知だと思った。

ガス欠を覚悟したが、この時は止まることなく給油することができた。

 

2回目は自宅まであと10kmくらいのところからガス欠に怯えながら走っていたが、グリップヒーター自動電源onになり、残り500mのところでガス欠で止まってしまった。携行缶を買って復活させたのは先に述べた通りである。

 

高速道路でのガス欠はロードサービスの第1位になっている。

私のNC700X DCTの燃費は街乗り25〜28km/Lくらいで、ツーリング時は28〜32km/Lほどなので、大型バイクとしては燃費がいい方だと思っている。

だが、自分のバイクの燃費を過信してしまうと危うい。

ガス欠でロードサービスを呼ぶことのないよう、余裕を持って給油するように心がけていきたい。

 

ちなみに、原付二種のシグナスXSRの燃費は30km/Lくらいで、NC700の前に乗っていた、2度ベルトが切れたフォーサイトは25km/Lくらいだった。