駅舎に泊まろう
ライダーハウス 旧萱野駅
萱野駅(かやのえき)は1913(大正2)年に開設され、1987(昭和62)年に幌内線の廃止とともに閉鎖されたが、2001年(平成13年)に地域住民の手によって、ライダーハウス 旧萱野駅として提供されている。
そらち炭鉱(やま)の記憶をめぐる_旧幌内線萱野駅(萱野駅ライダーハウス) | 空知総合振興局地域創生部地域政策課
三笠市というところにあるが、札幌と富良野の真ん中あたりで岩見沢の近くといえば、なんとなくあの辺かなというのがイメージできるだろうか。
私が利用したのは、2017年の9月22日だったが、管理人は向かいの床屋さんの方で、親切にいろいろと説明してくれた。利用料は1000円。
表側には「萱野駅」の表札。
駅舎の裏側には駅のホームと車両もあっていい味を出している。
裏側から宿泊部屋(左側)に入る。右側は待合室のようになっていて、施錠されていて中に入れなかった。人数が多いと開放されるのだろうか。私がお世話になった2017年9月22日の利用者は私一人だったので、貸切状態だった。
左側の宿泊部屋側を入るとリビングのような部屋があり、テレビとテーブルが置いてある。テレビはアナログでデジタルチューナーが接続されていたが、あまり映らなかった。ライダーハウスにテレビを要求する人などいないだろうから映らなくても大した問題ではない。
左奥に4畳半の畳の部屋がある。
奥の押入れには毛布や座布団が入っていて自由に使っていいものと思われるが、ライダーハウスを利用する人の多くは寝袋を持っているので、寝袋で寝る人の方が多いだろう。
裏から見て向かって右側の待合室側の部屋は通常は入れないようだが、地元の方と交流するためのスペースらしい。列車のプレートなどが飾ってあり、歴史を感じることができる。
ストーブが置いてある土間部分の入ってすぐ左側は炊事場になっていて、洗濯機などが置いてある部屋がある。洗濯機やガスコンロなど自炊設備は十分そろっている。
ただ、洗濯機を使おうとしたが水が出なくて使えなかった。水道の元栓を探して開けたりして悪戦苦闘して、水が出るまで少し大変だったが、結果的には使えたのでよかった。洗剤は貯金箱のようなものがあってセルフ50円だったか?
洗濯物は駅舎の外に洗濯ロープが張られているのでそこに干すことができる。
上の写真の突き当りの部屋に「シャワー室」と書かれているのでシャワー室はあったのだが、私は使用していないので、使えたかどうかは定かではない。
また、電子レンジと冷蔵庫については、あったような気もするが、写真と1年以上前の記憶をもとに書いているのでわからない。写真の右手には冷蔵庫のようなものも映っているが、何ともいえない。
近くにイオン(2.6km)があって、その横に太古の湯という温泉施設がある。
通常の銭湯とは異なり、ここにはシャンプー等は完備されており、タオル等の貸出もある。ライダーハウスに泊まるような方なら、タオルぐらいは持っているだろうから、入浴料は平日・土曜650円、日曜・休日750円になる。営業時間は10:00~23:00(22:00受付終了)太古の湯には食事施設も整っている。
少し面倒なのがトイレだ。トイレは駅舎とは別の建物なので、外に出なければならない。
◎ライダーハウス 旧萱野駅
利用可能期間:5月~10月(管理人は旧萱野駅の前にある、とこや さかなしさん)
利用料金 :1000円
定員 :10人くらいまでか(4.5畳+リビング)
設備 :洗濯ロープ、ストーブ、台所、ガスコンロ
トイレ(駅舎の隣にトイレのみ別建物、水洗だが和式か洋式か不明)
無料洗濯機あり(洗剤は50円だったか?)
コンセント(覚えていないが何箇所かある)
毛布無料貸出あり ※寝袋を持参したほうがよい
ゴミ箱あり(細かく分別されている)
冷蔵庫と電子レンジもあったような気がするが不明
消灯 :なし
風呂 :なし シャワー室あり(使えるかどうか不明)
2.8kmのところに温泉施設(太古の湯)あり
食事 :太古の湯に食事施設有
太古の湯の手前(ライダーハウスから2.6km)にイオンあり