9月13日に健康診断を受けて、心電図に異常が見られると言われ、11月9に精密検査に行き、もう一度心電図検査を行い、さらに心エコー検査を行った。その結果を11月26に聞きに行ったところ、「心エコーでも心臓の動きが弱い。狭心症の疑いがあるので造影CTをしよう」ということになった。
検査は12月1日で結果は12月7日に教えてもらうことになった。
この造影CT検査、大動脈解離の手術をしている私は、今回で4回目か5回目になるが、今までの検査とは全くやり方が違った。
①脈拍数を抑える薬を飲む。
検査1時間前に薬を飲むように言われ、病院に行く前に家で飲んだ。
②心臓辺りを布で強く縛って固定する。
③舌の下にニトログリセリンスプレーを噴射。
これらは冠動脈をきれいに撮るためのものらしいが、大動脈解離の入院時と術後検査で行った造影CTでは行わなかった。
造影剤を注入されると体全体が熱くなっていくのだが、「こうやって血液が体全体に行くんだな」というのが実感することができる。ただ、この造影剤というのが、あまり体によくないらしく、副作用で死ぬ場合もあるとのことで、必ず同意書にサインをして行う。
健康診断から精密検査の第2ステップまで行ったという客観的事実を考えると、狭心症の疑いはかなり高いものと思われた。心エコーの時点でどのくらいの確率かなんて医師に直接聞いてはいないのでわからないが、60%くらいは覚悟していた。
ただ、狭心症の人が言う階段を上り下りがキツイというようなことは私の場合、今に始まったことではないので、特に最近息苦しいということもなかったので、自覚症状というものはあまりなかった。
健康診断が9月13日に行われたが、9月14日夜から北海道にツーリングに出かけ、雌阿寒岳と利尻山に登ったわけだが特に体調が悪いことはなかった。
(羅臼岳は体調不良で登れなかったが・・・)
そんなわけで、精密検査を2回も行って狭心症の疑いと言われても、今までと体調は変わらず中の下くらいなので、今回の検査で狭心症と診断されたら、狭心症ってこんな感じなのかと思ってしまう。
運命の12月7日。
先生からは「冠動脈はきれいに流れている」と言われた。
狭心症ではないようだ。とりあえずホッとした。
だが、心電図と心エコーにみられる心臓の動きが弱い原因はわからないので、しばらく様子を見ようということになり、来年の2月にあらためて心電図検査を行おうということになった。